スタイリスト全員の単価・メニュー提案力を底上げする方法|「売れっ子の提案」を仕組みで全員のものにする

本記事は、美容サロンの経営・スタッフマネジメントに関わるオーナー・店長の皆さまに向けて、soeasy buddy for beauty編集部がまとめたお役立ちコラムです。

ホットペッパービューティーアカデミーの調査によると、ヘアサロンの女性客の平均客単価は7,482円。2020年比で+601円(+8.7%)上昇しており、トリートメント・カラーなどのプラスメニュー利用者が着実に増えています。しかし、この単価上昇の恩恵は、メニューを自然に提案できるスタイリストにしか届いていないサロンが多いのが実情です。「提案できる人」と「しない人」の差を、仕組みで埋めることが、サロン全体の客単価を引き上げる最速の手段です。

スタイリストによって客単価に差が生まれるのは、なぜですか?

同じメニュー表、同じ価格帯でも、スタイリストによって最終的な客単価は大きく異なります。その差のほとんどは、「何を提案するか・どう伝えるか」という接客の中身にあります。

「提案する習慣」の有無が単価を分ける

施術中に「今日の状態を見ると、トリートメントを加えるとより持ちがよくなります」と自然に一言添えられるスタイリストと、お客様のオーダー通りに施術だけして終わるスタイリスト——この違いが、1来店あたりの客単価に直接反映されます。トリートメント追加で+2,000〜4,000円、高級系トリートメントなら+3,000〜5,000円の差が生まれます(業界相場)。

「提案しない」のは、やり方を知らないから

多くのスタイリストが提案をしない理由は、「押し売りに見られたくない」という心理と、「どう切り出せばいいかわからない」というスキル不足の両方です。これは才能の問題ではなく、具体的な提案フレーズとタイミングを知っているかどうかの差です。つまり、教えれば身につきます。

客単価を上げる「提案の型」とは、どのようなものですか?

高単価を安定して出しているスタイリストの接客には、再現可能な「型」があります。

タイミング①:施術前のカウンセリングで「現状説明」に乗せる

「今日の髪の状態を見ると、毛先のダメージが気になります。トリートメントを加えると、カラーの発色も長持ちしやすくなりますよ」——お客様の現状を診断する流れの中で提案することで、「売りつけられた」ではなく「プロに診てもらった」という感覚になります。

タイミング②:施術中の自然な会話で「次回提案」をする

「次回はボブにするのも似合いそうですね」「次の季節はこんなカラーが人気になりそうです」——施術中の会話の中に次回来店への橋渡しを自然に組み込むことで、押しつけがましくなく次回予約につながります。

タイミング③:施術後の「ホームケア案内」で商品提案につなげる

「今日使ったトリートメントはホームケア用もありますよ」「このシャンプーと一緒に使うと、カラーの持ちがよくなります」——施術の延長線上での案内は、押し売り感が最も低く、お客様が受け取りやすい提案形式です。

「提案する」は特別なセールストークではありません。お客様の髪の状態に合わせた「診断と提案」として伝えることが、受け入れられるかどうかを決めます。

提案できるスタイリストと「しないスタイリスト」の差は、どこにありますか?

提案力の差は「センス」や「コミュニケーション能力の高さ」だけで説明できるものではありません。多くの場合、差は「具体的なフレーズを持っているかどうか」と「提案を習慣として身につけているかどうか」にあります。

「提案フレーズ」が頭に入っていないと、咄嗟に言葉が出ない

施術中のタイミングで提案するには、あらかじめ自分の言葉として「型」を持っていることが前提です。「なんとなく言いにくい」と感じているスタイリストのほとんどは、具体的に何と言えばいいかがわかっていません。だからこそ、サロンとして「提案フレーズ集」を整備して全員に共有することが有効です。

サロンとして「提案文化」を設計しているかどうか

個人の努力に任せるだけでは、提案力は一部のスタイリストの強みのまま留まります。朝礼での提案事例の共有、提案率の可視化、実際の提案トーク動画の共有など、サロンとして「提案する文化」を意図的に設計することで、チーム全体の底上げが実現します。

提案の型をチーム全体に広げるには、どうすればよいですか?

提案力を組織の強みにするには、「言語化→コンテンツ化→共有→実践の振り返り」の4ステップが有効です。

Step 1:トップスタイリストの提案フレーズを言語化・収集する

提案が自然にできているスタイリストに「どんなタイミングで何と言っているか」を丁寧にヒアリングし、フレーズをテキスト化します。「カウンセリング提案トーク集」「ホームケア案内フレーズ集」としてまとめることで、チーム全員が参照できる資産になります。

Step 2:ロールプレイ動画でリアルな「伝え方」を共有する

フレーズだけでなく、声のトーン・間の取り方・お客様への目線——こうした非言語の要素を伝えるには動画が最も効果的です。実際の提案シーンを短い動画で収録し、チームで共有することで、「こんな感じで言えばいいんだ」というリアルなイメージが生まれます。

Step 3:提案率を数値で可視化し、振り返りに使う

「誰が・どのメニューを・どれくらい提案できているか」を定期的に確認し、朝礼や1on1で振り返ります。数値が見えることで、苦手意識のあるスタイリストへの個別フォローもしやすくなります。

soeasy buddy for beautyは、チームの提案力向上にどう貢献しますか?

soeasy buddy for beautyは、提案トーク・フレーズ集・ロールプレイ動画をチーム全体で共有・蓄積するナレッジプラットフォームです。

  • 提案フレーズ集・ロールプレイ動画をスマホからいつでも参照できる

  • 新人スタイリストが「どう提案すればいいか」をAIに確認しながら実践できる

  • 誰がどのくらいノウハウを共有・活用しているかが数値で可視化される

  • 朝礼録音をアップロードするだけで提案事例が自動でコンテンツ化・共有される

「今日のトリートメント提案はどうだった?」という振り返りを、サロン全体でデータとして積み上げることが、チームの提案文化を根付かせる土台になります。

よくある質問

提案するとお客様に「押し売りされた」と思われないか心配です。どうすればよいですか?

「売りたい」ではなく「この方の髪に何が必要か」を起点に話すことが重要です。「今日の髪の状態を見て感じたことをお伝えしてもいいですか?」という一言から入ると、お客様は「売りつけられる」ではなく「診てもらえた」と感じやすくなります。提案フレーズを「商品の勧め」ではなく「現状診断の延長」として設計することがポイントです。

提案できるスタイリストとそうでないスタイリストの差を縮めるには、何が一番効果的ですか?

最も即効性があるのは「実際に提案できているスタイリストの言葉をそのまま共有する」ことです。抽象的なマニュアルより、「あのスタイリストが実際に使っている言葉」の方が、チームへの定着が早い傾向があります。ロールプレイ動画やフレーズ集を整備して全員が参照できる環境をつくることが第一歩です。

客単価アップを目指すとき、値上げと提案強化のどちらを先にすべきですか?

提案強化を先に行うことをおすすめします。値上げは既存顧客との関係に影響しますが、提案強化は「お客様の満足度を上げながら単価を上げる」ことができます。提案力が上がってリピート率・顧客満足度が安定した状態で値上げを行うと、顧客離れのリスクを抑えやすくなります。

まとめ:提案力は「センス」ではなく「仕組み」で全員に広げられる

  • ヘアサロンの女性客平均単価は7,482円。トリートメント追加だけで+2,000〜5,000円の差が生まれる

  • 提案できるスタイリストと「しない」スタイリストの差は、具体的なフレーズとタイミングを知っているかどうか

  • 提案フレーズの言語化・動画共有・提案率の可視化で、チーム全体の客単価を底上げできる

一部のスタイリストだけが売れるサロンから、全員が安定して提案できるサロンへ。仕組みづくりの具体的なイメージは、soeasy buddy for beautyの無料相談・デモでご確認ください。

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